樽見博「古本通」は、現在の古本の市場、流通をコンパクトにまとめた興味深い好著だが、その中に気にかかる一文を見つけた。 夏目漱石の『吾輩ハ猫デアル』は、現在紛うことなき国民文学である。しかし、この明治期の豪華な本は、刊行当時三冊で二円七十五銭…
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