絵巻の読者を考える場合、いうまでもなく時代的変遷を考慮に入れなくてはならない。 その発生期、一〇世紀末といわれている時点では、前回引用した武者小路穣の指摘によれば、『後宮や高位の貴族の邸内奥深くのごく限られたもの』であった。 この時期、『伊…
中世の日本の文学に関して、あるいは美術に関しても、さらには社会史・歴史に関しても、通り一遍の知識しか持っていない。 この稿で覚え書きとして記しておきたいのは、このところ気にかかってしかたない疑問に関してである。 追々解決して行ければといい、…
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