今田洋三の「江戸の本屋さん」に、福沢諭吉の『学問のすヽめ』(署名表記は引用本に準拠)の印刷事情が述べられている。 明治四年十二月『学問のすヽめ』初版の跋文に「慶応義塾の活字版を以てこれを摺り」世に広めようとするものであるとあるのは、福沢の活…
中野三敏・監修の「江戸の出版」を読んでいたのだが、江戸期の出版・印刷の用語さえ忘れてしまっていることに驚いて、書棚から古いNHKブックス「江戸の本屋さん」を出してきて再読していた。 そのうちに、なぜ室町から江戸初期にあった「古活字」を日本は捨…
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