福沢が考えたのは、書林の機能であった「出版業と書籍販売業」のうち、出版業を分化して、福沢の手元で行なってしまうというプランだった。 そのためには、版木師や製本師などと福沢が直に交渉し、その職人を押さえてしまう必要があった。 といっても、福沢…
福沢は、何が不満だったのか? 江戸時代の書籍商の形態・権利が、現代の感覚では分かりにくい。 書林支配に関しては、前回、引用した。 再度、検討する。 江戸時代の書籍商=書物問屋は販売だけではなく出版をふつう営んだので、かれらのあいだには、権利概…
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