カルロ・ギンズブルグの「チーズとうじ虫」は、書物史の文献リストに、必ずといっていいほど記載されている。 私自身は、ギンズブルグのよい読者ではなく、「夜の合戦」も「闇の歴史―サバトの解読」も部屋に積まれているだけである。 すでに、このブログでは…

個人的なことだが、出版社に勤務して30年になるが、活版の本を作ったことがない。 すでに活版印刷が、事実上滅びている現状を考えれば、これからも作ることはないだろう。 主にグラビア、一時期オフの雑誌を作ることで、糊口の資を得てきた。 活版印刷に関し…